● ● ● わ に の に わ ● ● ●

音楽やペット、スウィーツ、仕事、介護などを通じて、日々の色々な出来事をつらつらと書いてます。

連休前の週末のことですが、とある目的で天王寺に向かいました。

それは大好きな「あべとん」のねぎ焼きを食べたかったからなのでしょうか。


天王寺の可愛いお子たち


それは天王寺公園のブルーのおじさんが飼っている同じ黒耳をしたわんちゃんたちに会いたかったからなのでしょうか。


天王寺公園のかば


それは公園の中にいる中学校時代の英語の先生に似ているかばの彫刻を観たかったからなのでしょうか。


お花の縞馬よしよし


それは公園内にある花で造られたしまうまのからだをなでたかったからなのでしょうか。


正解。
大阪市立美術館で開催されている「小袖展」を観に行ったのでした。

小袖展では、松坂屋(松坂屋京都染織参考館)所有の江戸の初期から後期にかけてのそれはそれは豪華な小袖と、そのデザインブックとでもいうのでしょうか、当時流行した模様が掲載された雛形本、そしてかんざしなどの小物類、掛け軸、実際に展示されていた着物を着用した女性が描かれている油絵などが沢山展示されていました。

1つ1つ丁寧に時間をかけもって鑑賞していったので、結局のところ3時間はゆうにかかりました。

元々普段の洋服においても、人がまず手を伸ばしそうにない変わった柄をわりと好む(とごまんは言う)傾向にある私は、昔から着物の世界の柄や配色に興味を持っていたので、これは!とばかりにごまんを誘って二人で行きました。

着物を嗜んでいるごまんに着物にまつわる豆知識も肖りつつ、へぇぇ、ふぅぅんといった感じでとにかく未知の世界を楽しんでまいりました。


ひとことで感想をまとめると、私の感覚にどんぴしゃでした。

ため息が出るというか、もしこういった時代に自分が生まれていて、このような着物を着る機会があったなら、それはむちゃくちゃ楽しかっただろうなぁと思いました。

とにかく独創的で華があるのです。
こんな着物を着ていた江戸時代の女性は、さぞかし魅力的で凛としていたのだろうなぁと思ってしまいました。

また、雛形本に描かれている模様の楽しいこと楽しいこと。
それを自分なりに「この図柄とこの図柄をこの配置にして」などと注文をするそうで、言ってみれば、注文する人のセンス(あるいはお任せかも知れないですが)が集約されるわけで、現代の感覚ではまずあり得ないであろうという大胆な模様や組み合わせも多々あり、1つ1つ、ほぉぉ・・と眺めていました。

母の時代くらいまではかろうじて、洋服も一着一着オーダーメードでしたが、現代は量産型で、そういう意味では個性も失われているのだなぁと、少し残念な気もします。

それこそ現代と違い、配色のセンスの良さ、そしてふんだんに施された非常に手の込んだ刺繍、季節感に重なる独特のセンス(柄)、そして粋な地模様との絶妙なコンビネーション、1つの着物を見るにも色々な角度から楽しめるわけで、今は随分と失われてしまった日本の四季の素晴らしさと体感しもった上で、あのようなデザインを考えだす柔軟かつ独創的な頭脳、そして端整な刺繍の美しさ(本当に驚きました)に魅了されました。

勿論、染めも素敵なのですが、刺繍がとにかく・・凄い。
染めの上から色々なアイデアが滑らかに、時には力強く、時にははかなげに表現されているのが本当に素敵で(こういう時に語彙力のなさを痛感しますが)、職人さん達のその仕事ぶりにただただため息が出るばかりでした。

脱線しますが、私の相方の母の趣味が刺繍で、展覧会などにも出展していたような人なのですが、彼女は主に花の刺繍で、非常に大きなものにも挑戦していたので(よくそんなに細かい作業が出来るものだといつも驚いていたのですが)私もごまんも今回の小袖展の刺繍を見て、ふっと脳裏によぎり、“こういう刺繍なら、きっとお義母さん、ええ仕事しはるやろうなぁ”と思ってしまいました。

一生に一度、義母に我侭を言えるのなら、着物に刺繍を刺してもらいたい・・・

とにかく、この小袖展の館内で見た着物で、「これ欲しい!」と思うものの多かったこと。
本当に羨ましくなりました。

粋な遊び心がそのまんま、着物に反映されているのです。
今ほど娯楽がなかった時代だからこそ、自然のものや四季の変化に今以上に敏感に感じ取っていたからあのような素晴らしいものが出来上がるのだろうなぁと思いました。
1つでもいいからレプリカを作ってみたいと思わずにはいられませんでした。

・・しかしこの現代で、小袖展に飾ってあったような着物を仕立ててもらおうと思ったら・・・・・恐ろしいくらいのお札がとんでいくのでしょうなぁ・・・。

それから、かんざしの細工がまた興味深い。
住吉大社の色々なモチーフが1つのかんざしに施されていたものもあったりして、今なら「これはちょっと・・」と敬遠されそうな感覚が全く感じられないところがまた惹かれました。

とにかく、色々な感覚を呼び起こさせてくれたひとときでした。

また行きたい・・・・。

デザインやものづくりに興味のある方なら絶対足をお運びになって損はないと思います。
コメント

お!中央の写真・・・
どこで隠し撮りされたんやろ・・・
2009/05/15(金) 12:20:37 | URL | ろりたん #-[ 編集]

ろりたんさん>
ろりたんさんて、ひぽ・・・ひぽぽ・・・ひぽぽた・・・ひぽぽたます??
2009/05/15(金) 19:17:59 | URL | Jackey #-[ 編集]
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