● ● ● わ に の に わ ● ● ●

音楽やペット、スウィーツ、仕事、介護などを通じて、日々の色々な出来事をつらつらと書いてます。

ごまんとちちぼうろ

ちょっと前に、久し振りに、というか恐らく自分では買い求めたことがないであろうものを買いました。

ちちぼうろ。
そう、ぽっちの形をした子供向けのおやつです。

幼い頃は、ちちぼうろやそばぼうろが流行っていた記憶があります。

記憶は36年前に遡ります。

その年、我が家に新しい生命体が舞い降りました。
どこからやってきたのか、とりあえずアー、ウーとか言って動いている生命体。
小さな真っ白のお布団の中に、真っ白の寝巻きを着て、動物くらいの大きな黒目を開けてアー、ウーとか言って動いている生命体。
私に形が似ていなくもない、こっち見ている、おさるさんみたい。
指を出すとフォークみたいに細い小さい指がきゅっと握ってくる。

母から「あなたはおねえちゃんになったのよ」と告げられ、そうか、私はこの子のおにいちゃんみたいな係(私には兄がいるため)になるのだと理解しました。
それから、そのときまで末っ子だった私は真ん中の子となり、私の下としてやってきたこの小さな生命体の先輩となったわけです。

面白いことに、突然「おねえちゃん」という概念が生まれました。
私がこの子にかまってあげなくてはいけないと思いました。

しかしそれってどうするのだろう?
この子はどうやら歩くことは出来ない感じだから、おにいちゃんといつもやる遊び(探検や木登り)は難しそう。

暫く母の行動を観察する日が続きました。

お乳をあげている。
寝巻きを代えている。
なんだかだっこして面白いさるの顔をしてわらかしている。
どれも難しそう。

そして月日が流れました。

ある日、その子のお布団のそばに、小さなまあるい食べ物がありました。
そう、ちちぼうろ。

これなら私はおねえちゃんらしく、この子に食べさせてあげれるかも知れない。
そう思い、袋からちちぼうろを取り出し、1つづつ、1つづつ口の中に入れました。
最初はその子、うれしそうな顔をしていました。
しかし突然その子は泣き出しました。

大きな大きな泣き声は、2階から1階で炊事をしていた母の耳に届きました。
母の慌てるような階段を走りながらのぼる音がし、部屋の扉がガチャっと開きました。

部屋の真ん中で、ちょこんとした二人。
大泣きしているその子と、その横でどうして泣くのか理解できずにぽかんとしている私を見て、母が怒り出しました。

綺麗な瞬殺平手サーブでした。

しかし私は平手サーブをどうして受けなければいけないのか分かるはずもなく、呆然としました。
すぐに母から、その子はまだ普通のごはんは食べられないから、ちちぼうろも食べられないということを聞き、私は初めてやったことの意味を理解しました。

おねえちゃんらしいことをしたから母も褒めてくれると思ってとった行動が、まさか叱られる(しかもサーブ込み)なんて。
ショックでした。

ということで、初めてのおねえちゃんらしい行動が、その子の息の根を止めていたかもしれないという悲しい出来事でした。

その子が物事を理解するようになってから、そのことについて説明し、許しを得ました。
それ以降、ちちぼうろを見ると、そのときの光景がフラッシュバックします。

現在その子は大きくなり、こないだ一緒に着物を着てお花見をしました。

久しぶりに味わうちちぼうろ。

結構あとひくおいしさです。
コメント

ちちぼうろ・・・
初めて聞きました。

愛知県では「たまごぼうろ」が主流です。
2009/04/18(土) 22:32:26 | URL | ろりたん #-[ 編集]
Re: タイトルなし
ろりたんさん>

> 愛知県では「たまごぼうろ」が主流です。

関東ではたまごぼうろと呼ぶらしいですね。
同じものをさしているようです。
大阪ではちちぼうろ、そして京都ではえいせいぼうろ、らしいです。
2009/04/18(土) 23:26:43 | URL | Jackey #-[ 編集]

そそ!「衛生ボーロ」とも言いますわ(笑)

暇なので調べてみたら、16世紀にポルトガルから伝来されたお菓子のようですね。
意外と歴史が古かった・・・。
2009/04/19(日) 00:15:37 | URL | ろりたん #-[ 編集]

先日、留守中に犬用のちちぼうろ

一袋全部、やられました。

届かないところにおいていたはずなのに...


子供の手の届かないところでも、

わんわんは、飛びつくのでした。。。 (^-^)v

2009/04/19(日) 02:11:26 | URL | きむりんわんわん #-[ 編集]

ろりたんさん>
逆に私はエイセイボーロも聞いたことがなかったので驚きです。
結構古い伝来菓子なのですね、勉強になりました。


きむりんわんわんさん>
犬用のちちぼうろ・・・そういえばペットショップで見た気がします。
わんちゃん、やはり鼻がいいからなのでしょうか・・・
袋・・・ひょっとしてボロボロになりました??

うちの福は昔目を離したすきにりくろーおじさんのチーズケーキを半分、あっちゅうまに瞬殺しました。
だるまさんがころんだくらいの間だったのに・・
2009/04/19(日) 08:52:38 | URL | Jackey #-[ 編集]

よほど ショックだったから記憶があるのね・・・
私は京都府だから えいせいボーロでした
味は覚えてる

今は キライかも

トラックで売りに来る ブラジル雑貨 食品のなかに
ありますよ  大きいし
味も違う(ココナッツミルクを使うせいかも)
繊細さは 日本独特ね

ボーロ ダ レイチ (ミルクのお菓子)
意味は同じ  ちちボーロ

ボーロはお菓子やケーキ スイーツ全般を意味します
2009/04/19(日) 10:31:31 | URL | みい #-[ 編集]

ボーロ好きですよ。ときにはサクサク、口の中で、ふわっととけたりとか、いろいろでもないですが、味わえます。
食べ物の記憶も鮮明なのかもしれないですね。
よく香りの記憶は抜けないと言いますが。。
しかし、なんで、赤ちゃんの隣に、ボーロがあったんですかね?
私も妹がいたので、よしよしと頭をなでてみたり、無理やり、抱えてみたり、なにかと自分なりに世話をしていました。それも大人になると、立場が変わったりもするのですが。。
だいぶ前の記事ですが、ミルクほうじはミルクティーとほうじ茶とそれぞれのことですか? それともほんとにミルクほうじでしたか?
2009/04/19(日) 18:49:22 | URL | mari #-[ 編集]

みいさん>

>トラックで売りに来る ブラジル雑貨 食品

え!大阪にそういった車がやってくるのですか?
ブラジル雑貨ちうと、どんなものがあるのでしょう?
ココナッツミルク味のボーロ興味あります。
ボーロ ダ レイチ、可愛い名前ですね。
今食べていますが私は大人になっても結構好きなようです。

mariさん>

舌の上でふわっととけてしまう感覚がくせになりますよね。
赤ちゃんの横にぼうろ、恐らく妹は離乳しはじめていたのではないかと。
それで、私はその与える加減を知らなかったために次から次に口に運んだ為大泣きしたのだと思います。

>大人になると、立場が変わったりもするのですが
立場逆転したりしますよね、面白いですよね。

そしてロイヤルミルクほうじ、ほうじ茶をミルクでがーっと煮出します。
まろやかです、和・洋いづれのスイーツにも合います。
一度お試しあれ!!
2009/04/19(日) 20:50:02 | URL | Jackey #-[ 編集]

ブラジルトラックの話
うちの事務所の前に止まる
ブラジル人が使う食材は普通のスーパーで売ってないから
3台ぐらいは トラックいるね~
肉も安いし・・・チョコやお菓子類はけっこう高い

南米特有の豆(フェジョン インゲン豆の煮物)の缶詰や
でっかい 「腸づめ!」と呼ぶにふさわしい
生ソーセージなど・・・

岩塩なんか1Kg 200~250円だし
CDも売ってるし・・・

今度 お土産用に なんかみつくろっておきます
2009/04/20(月) 23:52:02 | URL | みい #-[ 編集]

みいさん>
トラック3台もやってくるって凄いですね!
>ブラジル人が使う食材は普通のスーパーで売ってない
今度機会があればブログに写真UPお願いします!!
2009/04/21(火) 18:58:55 | URL | Jackey #-[ 編集]
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