● ● ● わ に の に わ ● ● ●

音楽やペット、スウィーツ、仕事、介護などを通じて、日々の色々な出来事をつらつらと書いてます。

少しのかたまりでさえ誤嚥してしまう危険性がある人は、すべて刻んでから食べる「きざみ食」だったり、あるいは「ミキサー食」といわれる、つまりは食べ物を全て最後にミキサーにかけるものしか食べることが出来ません。

飲み物も、普通の水はだめなのです、さらっとしているから。
落ちる速度が速すぎて、誤嚥する可能性が高いからです。
全てにとろみをつけないとえらいことになってしまうのです。
お茶を飲むにしてもトロミ製剤を加えてとろとろにしてから飲みます。
お味噌汁もそう。

ご飯もおかずもそう。
とろみがないと、いいタイミングでうまく流れ込んでくれないから、あったかい料理は片栗粉でトロミをつけて、冷たいものはトロミ製剤を加えてとろとろにします。

誤嚥して、肺炎起こして入院なんて、普通なのです。

我々は普通になんてことなしに食事をしますが、誤嚥の可能性がある人は、食べることも命がけです。

まだすてっきはそこまではいきませんが、あれだけ食べることが大好きだっただけに、色々な食べ物に制約がかかり食べられなくなってしまったのは本当に可哀想だなぁと思います。

すてっきを見ていると、普通に食事を摂ることが出来ることは本当に有難いと感じます。


さて、すてっきは、現在殆どをそのミキサー食で食べています。

普段は同居している母とごまんがこさえてくれます(いつもありがとう!)。
そして私が実家に行く時は、普段作れないこともあり、3~4時間キッチンにこもり、まとめて色々なバリエーションのミキサー食を作ります。


そして、嚥下困難になった高齢者などの食事メニューとしてよく出るのが「パン粥」。

このパン粥、普通はパンを細かくちぎって牛乳とトロミ、そしてお好みのフレーバー(ブイヨンやコンソメや)を入れて、コトコト煮込んだものです。
すてっきはその後ミキサーで形がなくなるまで崩します。

基本、甘い味ではなく、ご飯の代わりとして作るものなのですが、すてっき、私が実家に行く時にまとめて介護食を作る際、いつも何かしらスイーツを作って出すので、私が実家に行くと必ず甘いものが出てくると思っているらしく、この週末もすてっきは

"あまいの ちょうだい”

と言いました。

その時既にりんごとオレンジのムースは作っていたのですが、他に何かないかなぁと。。。

そうそう、パン粉があった。

ということで、パンではなくパン粉でパン粥のスイーツ。

分量はいつも通り、男の料理。

パン粉と牛乳と卵と三温糖、そしてオレンジキュラソーとキルシュワッサー。

フライパンに入れてていねいにへらでかき混ぜながらコトコト煮込むと、ぷるんぷるんでとてもいい香りがキッチンに広がりました。

見た目はどろどろっとしている生成り色の物体なのですが、味見をしてみると、これが十分美味しい。
勿論、焼きたてのパンで作るパン粥に比べたら劣るのかもしれないですが、オレンジ風味の柔らかいパンプディングを作っているみたい。

普通のパンでパン粥を作る場合は、最後はやはりミキサーを使わないといけないので、時間がない時はひと手間省いてパン粉で作りましょう。

ところでこの介護食。
私は普通の食事を作るよりもなんだか楽しいのです。

私はすてっきと同居しているわけではないので、行けるときにまとめて大量にストック分を作るので、その豪快さが爽快なのと、今まで普通の料理をしていた時と全く勝手が違うので、私にとってはまるで工作しているような感じで、これとこれを組み合わせたらどうなる?とか、これ使ってみたらどうなる?とかを考えて想像力がふくらんでいくのがとても楽しいのです。

形がないので、出来るだけ色と味と匂いはおいしそうに出来たらなぁって思います。

未だ未知数の介護食。
その日の気分で色々な組み合わせ、楽しいです。

コメント

こんばんは

すてっき さん が 誰かわからなくて 前記事を何本か読ませてもらいました。
貴女の言葉の運びが丁寧で 優しい理由の1つなんでしょうと・・・勝手解釈。

私も3人兄弟 兄二人・・・

相方の父は 私が紹介されたときは すでに
胃がんで 胃を全摘出されていて
私たちの結婚式の1年後
息子が結婚して安心したのか がんが再発
68歳で亡くなりました。まだ5年前の事です。
お世話する間もなく。

自分の記事では ふれませんが
夫は 身体障害者で 見た目は それこそ T氏に似て ごっつい。180だし

でも赤ん坊の頃の火傷で 両足の指がなく
歩行には義足が必要(スリッパ型の義足があるのよ
義足の上から 靴下はいて クツはくの)
少し 歩き方が遅いぐらいで 本当見た目はわからない。でも 背が高い人に ふんばる足が不自由なのは 腰や背中に負担がかかる。
ひざを痛めては困るから 太らないように食事も気を使ったり・・・
今はジャスト40歳 貴女と同級 元気でも20先
還暦を迎える頃 自分の足で歩いているのか
車イスなのか・・・
小さい私にこの大きな身体を支えることが出来るのか・・・
心配な事はある。

長くなってごめんね
何か 貴女の記事読んで 普段人に話さない事を
書きたくなりました。

相方の すばらしいところは ひねたとこがなく
「もの心ついたときから 指ないからね」
と笑って話すところ

「あんたの障害は 指よりも
おでこに毛がないところ!」
なんて ヒドイ事平気で言う私。

くじけそうになった時は
また 読ませてもらうね。






2009/03/25(水) 00:45:05 | URL | みい #-[ 編集]

みいさん>

すてっき、実父です。
今は車椅子ですが、昔脳梗塞の後遺症が出始めた頃は、杖と傘のダブルステッキ状態でした。
それで愛情をこめてすてっきと呼んでいます(本人にはもちろん言いません)。
すてっきについては「すてっき通信」につらつらと書いています。

みいさんも3人兄弟だったのですね、幼い頃は私が兄と兄の連れとつるむことが多かったせいか、殆ど女の子の遊びはしませんでした。
プロレス、サッカー、竹刀の素振り、探検ごっこ・・・・

お義父さま、そうだったのですか、きっとご子息とみいさんのの幸せな表情をご覧になり、とても嬉しく思われたことでしょうね。

みいさんの旦那様、T先輩級の大柄、本当に大きな方なのですね。
そして私と同い年とは・・みいさん姉さん女房ですね。

みいさん、旦那様と過ごす時間が充実されているのか、こないだ京都でお会いした時、本当に時が止まっているかのように、変わらず素敵でした。
ステージ上から凄く笑顔になり元気を頂きました。

義足、お恥ずかしいことに、私は義足に関しては殆ど知識がなく、スリッパ型の義足もあることを初めて知りました。
確かに、全体重を支えるのに足の指は重要なや役割を担う部位のうちの1つなので、他の部位に色々な負担がかかるのでしょうね。

今少し調べてみたのですが、義足の方は和式トイレは×だということも知りました。
薬の業界にいるので、仕事の一端で、ユニバーサルデザインについても色々と考えたりするのですが、情けないことに、それは主に高齢者であったり、色弱の方であったりという限られた範疇でしか焦点をあわせていませんでした。
本当に不勉強でした。
これを機に少しづつ勉強しようと思います。
2009/03/25(水) 20:52:18 | URL | Jackey #-[ 編集]

ありがとう。

薬関係の仕事だったんや
私 介護の仕事かなと思ってたの。
お父さんの事じゃなくて。

人間マフラーの写真見て とても いい笑顔と思った。
自分の親に 相方の母に してあげれるかな
介護って今 あちこちで聞く言葉

実際 人材派遣で 外人さんをヘルパーとして派遣もしてる・・・
でも 仕事とは別で 自分のことになれば
出来るかな・・・と考える。

たぶん 出来るでしょう
事実を前に 壁を前にして 逃げる性格は
自分の親からはもらってないと思うから。

春先で 気候が毎日 春 冬 と変わってるから
すてっきさん 体調悪くならないといいですけど・・・

もちろん 貴女も。

今 花粉や鼻炎や 風邪やで まわりがみんな
体調不良・・・今しばらく サクラ待ちの間
健康維持に勤めましょうね。



2009/03/26(木) 01:08:01 | URL | みい #-[ 編集]

みいさん>

>事実を前に 壁を前にして 逃げる性格は
>自分の親からはもらってないと思うから。

みいさん、昔から一本芯が通った方ですからv-22

介護は気の持ちようだと思います。
何か辛いことがあったとしても、それは本人の本質的なことではなく、病気がそうさせているのだと考えると楽になります。
それと、元気な頃のその人と、現在のその人を決して比べるようなことをしてはいけないということでしょうか。

仕事。。一応薬の業界にいます。
すてっきがまだ現役の医師だったら、色々と教えてもらえたことが多かったはずと、少し残念ですが・・・・。

今では介護はよく耳にする言葉になりましたよね。
認知症も、その大昔はなかなか理解されずにザシキロウ、ということがあったというのも聞いたことがあります。

日本は介護従事者不足で、外国人からの介護従事者に望みが託されていますが、実際どこまで根付くかというのが・・・ですね。
研修を受けて、試験を受けて合格し、日本で介護に従事するというのが目的ではなく、日本で研修を受けてきたという証を持ち母国に帰るのが目的なのだという方も前にニュースで見たことがあります。

日本では2030年までに、日本の高齢者の24%が85才になっているそうですから、高齢者の中でさえ高齢化が進んでいるということですので、日本は本当にこれから大変になっていくでしょうね。
2030年というと、私は61歳。
今よりちっちゃくなってそうです。
2009/03/26(木) 23:04:25 | URL | Jackey #-[ 編集]
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