● ● ● わ に の に わ ● ● ●

音楽やペット、スウィーツ、仕事、介護などを通じて、日々の色々な出来事をつらつらと書いてます。

そして最後の3日目。
この日は若干雨に遭遇しましたが、さほど支障を来たすことなく楽しめました。

 FERMIN MUGURUZA (Green Stage/ / Orange Court)
第二でイスパ語を選択していたのに、このバンドが生まれたバスクの公用語のひとつがイスパ語だということを知りませんでした。
ということで、バスクのこれまたさまざまな要素を併せ持つお祭りのようなバンド、Fermin Muguruza。
本来、この日Orange Courtの大トリとしてFIXされていたFishboneがキャンセルとなり、Fermin Muguruzaが昼イチのGreen Stageの他に、Orange Courtの大トリの代打を担うことに。
非常に楽しい、ロックベースのスカやパンク等々が混ざった音楽で、飛び跳ねているフジロッカーも多かったです。

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こちらが会場の掲示板に貼り出されたキャンセルのアーティスト。
4組貼り出されていますが、そのうちのFishboneとThe Durutti Columnは楽しむ予定でした、本当に悲しかったです。

 THE ANSWER (Red Marquee)
並んで2列目で頑張って観ました。
とにかくむちゃくちゃ良かったです。
北アイルランド出身の注目のHRバンド、The Answer。
なんといいますか、私くらいの年代の人間には非常に懐かしいサウンドで、魂にストンと落ちてくるというか、非常に心地よく爽快でした。
私は中高生の頃にHRに非常にはまったわけですが、その時にこのバンドがもし存在していてもかなり人気を博しただろうなぁと思います。
そんな当時の色々なバンドのいいところを融合させつつオリジナリティも確立している、今後益々期待できるバンドです。
このバンドのウリは、VoのコーマックのRプラント先生と見まごうような圧倒的なカリスマ性に、切れの良い声の立ち上がり。
もう、大好きな声質です。
時としてエリック・マーティンっぽくも聴こえる気がします。
話が逸れますが、私が大好きな声を持つヴォーカリストの1人がエリックです。
そしてギターワークといい、パフォーマンスといい、80・90年代を彷彿させるGのポール。
王道でした、いや、本当に素晴らしかったです。

そして何よりも感動したのは、あまりにも謙虚で、礼儀正しい姿勢。
新潟の震災に遭遇した人々に対する気遣いなど、心が洗われました。
なかなかいないだろう、と思いました。
その話の流れで、彼らが最後に披露したのは"Be what you want"。
胸が熱くなりました。

演奏中にコーマックが何度かステージを降りてオーディエンスと触れ合っていました。
熱狂的なファンで、前のほうはややモッシュ。
またもや危険を感じました。
後方から踊りながらぶつかりながら、足踏みながらずる賢く前のほうに割って入ってくる輩もいましたが、一応意思表示(内緒)はしておきました。
ということで、非常に好感の持てる、The Answerでした。
7曲とは短すぎる、もっと聴きたかったです。

で、こぼれ話。
冒頭で私は2列目で観戦した、と書きました。
この2列目、最前列に男性がいたのですが、彼が“うぉぉ~!!”と両手を挙げてエキサイトしている後方に私がいたわけです。
その彼の腋から生えているジャングルが、ステージのライティングに照らされ「光るフリンジ」状態。
色んなドラマがあるわけです、FRFには。

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これはField of Heavenのオブジェですが、いってみればThe Answerはこんな感じでした。

 MIKA (Green Stage)
The Answerと20分違いでRed Marqueeのお隣、Green Stageで始まったMIKAのパフォーマンス。
残念ながら最後のほうしか楽しむことが出来ませんでしたが、本当に不思議な空気をかもし出すアーティストでした。
MIKAの驚くほどのハイトーンは周知の事実ですが、コーラスの男性が同じくらいのハイトーンだったのには”えぇぇえっ!?“ていうくらい感心してしまいました。
そんな彼のステージを楽しみながら、若者はとり憑かれたように踊っていました。
そして、Sweet Dreams をカヴァーしていたのは嬉しかったですね(実はEurythmics好き)。
ポール・スミスのモデルもつとめる彼ですが、ステージで着用していたのは真っ白なシャツにスカイブルーのスキニーズ。
いづれもぴちぴちです。
スレンダーだからまたサマになります。
相方は“タイツ履いてる”と言ってましたが、確かに遠くから観ていると、バレエダンサーのようでした。

全然関係ないですが、PスミスがTriumphとコラボしたあのボーダー柄のバイク、むちゃくちゃかっこよかったです。
ごまんに是非買って欲しかったなぁ・・・・(実際ごまんが乗ってるのはちょうどMIKAがステージで履いていたスカイブルーのスキニーズと同じ色)。

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 JOSS STONE (Green Stage)
彼女はのステージ中に、あいにく大粒の雨が降り出して、連日お天気だったことで雨具を持参しなかったと思われる人々が、雨に打たれながら聴いていました。
山の中はいつ天気が変わってもおかしくないので、雨具は絶対!に必要です。

さて、まだ20歳そこそこだというのに、やはり彼女の表情が前面に押し出されるような歌唱は人々の心を掴んで話さない状態でした。
そして本人の素晴らしさはもとより、私はコーラスの女性2人に注目してしまいました。
何ガ凄かったかって、1人はアレサ・フランクリンの声質、そしてもう1人はローリン・ヒルの声質に似ていて圧巻でした。
なんてゴージャスなんだと思いました。

残念ながら、途中で別会場に移動したので、最後までは聴くことは出来ませんでしたが、願わくば、おひさまがさす中、ステージを楽しみたかったです。

その後、White StageのThe Shinsは歩きながら拝聴、Joss Stoneと10分違いのスタートだったので殆ど聴けず・・残念。

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それからField of HeavenのJonathan Richmanは、五穀ご飯のおにぎり(ねぎみそ付)と、フルーツパウンドケーキを食しながら拝聴しました。
ゆるい心地よいサウンドで、これまた聴きやすく、もう少し突っ込んで聴けばよかったと思いました。

 SALSA SWINGOZA (Orange Court)
更に胃袋が求めるので、Orange Courtでロックごはんを食しながらの拝聴。
私には決して流れいてない、アツいサルサのバンドです。
バンド名のSWINGOZAはスリイングして楽しむ、という造語だそうです。
その名の通り、フジロッカーズは心地よさげに体を揺らして踊っていました。

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こちらはOrange Courtでのサウンドチェック。
みんな椅子を出してのんびり待っています。

 JAKE SHIMABUKURO (Orange Court)
今年は穏やかな気持ちでFRFを終えたいと思い、チョイスしたのがJake Shimabukuro。
待機して最前列で楽しみました。

George Harrisonが大好きだという彼は、“While my guitar gently weeps"も演奏していましたが、ウクレレについて明るくない私は、こんなに叙情的に表現できるのだと(イメージ的には滑らかなんだけれどもわりと淡々としているふうに思っていました)驚きました。

中盤、弟のBluesも参加して、彼のアルバムからの曲も演奏していました。
弟のBlues、どう見てもJakeのほうが弟のように見えました。
そんな見た目はよしとして・・・

兄弟のデュオで奏でたCindy Lauperの“Time after time”。
過去に関わったアコースティックのバンドでこの曲をよく歌っていましたが、当時12弦と6弦のギター、そしてそこに柔らかいフレットレスベースの音色が重なって、非常に心地よかったです。

そしてラストを飾った“Something”。
「心の琴線に触れる」という言葉があてはまるパフォーマンスでした。
なんて切ない音色を出すのだろうと、若干涙腺が緩みました。
山に囲まれたOrange Courtの静寂を、啼きの一挙手一投足が包み込みました。

最後に彼が語った“一期一会”という言葉。
外国人の彼が説く“一期一会”という言葉、彼の説得力のあるパフォーマンスを体験して、日本人である自分は改めて深くその意味を心に刻んだのでした。
“音楽は魂に響くものなのですよ。”
本当に響きました。
その通りだと思いました。

FRF最後にして、音楽の根底に流れる見えない糸を探り当てた気がしました。



Jake Shimabukuroが述べたように、今回、この一期一会という言葉のもと、全身全霊で、丁寧な演奏をするミュージシャンに多数遭遇しました。
音楽をする上で当然だ、とたったひとことで片付けることは簡単だと思います。
しかしそれをオーディエンスにいかに浸透させるか、オーディエンスも一期一会だと思って全身全霊をミュージシャンに委ねることが出来るか、となると話は別ものだと思います。
どれだけの積み重ねが彼らをそうさせるのか、どれだけの集中力が彼らをそうさせるのか、計り知れません。

音楽とは、ただ単に音を出しているから音楽、とは言わないと思います。
音以外にも、音を発する本人の、それこそ人生をも集約されているのだと思います。

音は、文字通り「心血を注ぐ」ものなのだと思います。


そんな素晴らしいミュージシャン達の心に染みわたる演奏を聴くことが出来て、その場にいることが出来て、幸せだったなぁと思います。

毎回毎回、色々なことを考える機会を与えてくれるFuji Rock Festival。
自分が年を重ねるごとに、感じ方も変わってきていることを実感します。
それが嬉しくもあり。

私も音を楽しむ端くれ。
無理だとは分かっていても、自分の範囲で、少しでも彼らに近づくことが出来たらなぁと思います。
色々な素晴らしいミュージシャンのパフォーマンスで得た教訓を、しっかりと心に刻みたいと思います。
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