● ● ● わ に の に わ ● ● ●

音楽やペット、スウィーツ、仕事、介護などを通じて、日々の色々な出来事をつらつらと書いてます。

20070418193241.jpg思わず写真を撮りたくなる衝動に駆られる被写体がいくつかあります。

そのうちのひとつがこの「線路」。

旅先でも線路を見つけると写真を撮ることが多いように思います。

何に惹かれるのでしょうね。

自分の足元から前にずぅっと延びてゆく線路を目で辿って、見えなくなるところまで追って、その先の線路は自分の頭の中で組み立てているように思います。

自分が子供の頃の駅はまだ木造で、ホームも非常に趣がありました。
あれはよかった。

小学生の頃に、よく祖父母の家に電車で行きました。
一人電車に揺られて目的の駅に降り立ち、木の階段をおりると、改札口には背筋をしゃんと伸ばした着物姿の女性がいつも待っていてくれました。
私と同じ干支で5つまわり違う祖母です。

祖父母の家から実家に戻る際、まだ入場券などなかった頃、祖母が
「ちょっとすみません、この子を電車に乗るまで見送りたいのでちょっとだけよろしいですか?」
と駅員さんに尋ねるとにっこり笑顔で
「どうぞどうぞ。」

ゆっくりと時間が流れていた時代でした。

祖母が私の手を引いて木造の階段をのぼり、一緒に電車が来るのを待ってくれました。

青い電車がやってくると、祖母は
「終点まで乗るんやで。家に着いたらちゃんと電話してくるねんで。」
と言いながら電車の中へ私を入れて、電車のドアがぱたんと閉まります。

いつもすいているそのどんこう電車の中で、私は窓のほうに向いて座り、祖母が見送る姿を見えなくなるまで、小さく手を振りながら見ていました。

祖母の姿が見えなくなると、前向きに座り直して、祖父母の家で過ごした楽しい日々を思い出すのが常でした。
沢山のワンちゃんと遊んだこと(祖父母の家には10匹近くの犬がいつもいました)。
チビ(犬)にロンロンソフトを少しあげたら喜んで食べてくれたこと。
プチ(犬)がとってもおりこうだったこと。
赤ちゃん犬と遊んだこと。
お店の手伝いをしたこと。
祖母が朝に作るバターがたっぷりのトーストとスクランブルエッグ。
思い出しているとおセンチになりましたが、そんな気持ちを足をぶらんぶらんさせながら紛らせて終点の駅まで我慢したものでした。

祖母が大好きでした。
それは祖母も解っていたようです。

私より60歳も年上の、私におばあちゃんと呼ばれるその女性は、非常に粋な人でした。
服のセンスもさることながら、生き方と考え方が非常にかっこよかったです。
子供時代も、大人になってからも尊敬していました。

線路を見ると木造の駅を連想し、木造の駅の改札口に佇む祖母を無意識のうちに思い出しているのかも知れません。
コメント

Jackeyさんの周りには、たくさん素敵な方がいらっしゃいますね。
たぶんJackeyさんも、周りの人からは「非常に粋で、服のセンスも良く、生き方と考え方が非常にかっこ良い」女性に見られていると思いますよ♪
きっとお祖母様の影響を強く受けられているのですね。
今のJackeyさんもとっても素敵です♪
2007/04/20(金) 13:34:55 | URL | しゃむ #yl2HcnkM[ 編集]

私はほんまにあかんたれですわ。どうも中途半端で・・。
祖母は明治生まれの祖母は、母よりも考え方が非常にモダンで、母と祖母が逆ではないかとよく思ったことがありました。
着物の柄もかっこよく、洋装は全てオーダーだったので、これがまたかっこいいデザインと柄で、祖母から譲り受けた服は大切にしています。
祖母が生きていたなら、いろんな人生相談できたんですがねぇ・・・。
2007/04/21(土) 09:04:13 | URL | Jackey #-[ 編集]
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