● ● ● わ に の に わ ● ● ●

音楽やペット、スウィーツ、仕事、介護などを通じて、日々の色々な出来事をつらつらと書いてます。

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非常に尊敬し、慕っていた方が他界しました。

私には、「おじいちゃん」と呼べる存在が3人いました。
そのうちの2人は実の祖父。彼らは私が大学生の頃に続いて亡くなりました。
彼らが亡き後、会社に入社してから、私は3人目のおじいちゃんと出逢いました。

ご本人に直接伝えたことはないのですが、その方は私にとって自分の既に他界した祖父達以上に近い存在の祖父でした。

私にとって第三のおじいちゃんのような存在であった人は、普通なら親しくお話することさえ恐れ多い、先代社長の右腕と呼ばれた方でしたが、私が会社に入社して10数年お世話になった古巣が特殊なセクションであったので、おじいちゃんと数年お仕事をする機会があり、非常にお世話になりました。
年がかなり離れていたこともあり、私は自分の祖父のように慕い、仕事でもプライベートでも、世間話や色々な相談もしたりして、まるで本当のおじいちゃんとお話しているような感じでした。

仕事面では非常に厳しい方でしたが、仕事を離れると、年の離れた我々世代には、佇まいも、くしゃくしゃにして笑う表情も、言動行動全てにおいて「おじいちゃん」という表現がぴったりで、本当に可愛らしい人(非常に失礼なのですが)でした。
私にとってのある意味アイドルでした。
もちろん、周囲でも”おじいちゃんかわいい”と、人気がありました。

一時期一緒にお仕事をさせて頂いていた頃、私の席の真後ろにおじいちゃんの席があったので、私がくるっと椅子を回転させるとしわしわのおじいちゃんの笑顔はいつもそこにありました。

そういえば一度だけ意を決しておじいちゃんにわがままを聞いてもらったことがありました。
自分の誕生日のときに、おじいちゃんに一緒にランチを食べに行って欲しいとお誘いしました。可愛らしいおじいちゃんとランチが出来て、その年は最高の誕生日を迎えることが出来ました。

仕事で辛いことが続いても、職場に行くとおじいちゃんに会えるので、日々それを楽しみにしていた時期もありました。

私が長年いた古巣から転属が決まった時も、悲しいと感じた理由のうちのひとつは全く異なる畑に異動してしまうので毎日おじいちゃんと会えなくなるということでした。
それ以降は、おじいちゃんも会社にはたまに出勤されるペースとなり、今まで以上におじいちゃんに会えるチャンスが減っていったのでした。

私がおじいちゃんを祖父のように慕っていることを知る色々な部署の知り合いは、会社でおじいちゃんの姿を見かけると、わざわざ「今日おじいちゃん来てるよ」と電話をかけてきてくれたりすることもよくありました。
特に用事もないのにおじいちゃんに会いに行き、「こんにちは、ご無沙汰しております」から始まり、近況などを伺い「それでは失礼します」と会釈して去るという感じで、おじいちゃんに会えた日はその日一日笑顔がこぼれる「ラッキーデー」でした。

そのおじいちゃんが先々週に亡くなり、あまりにも突然の出来事で言葉を失いました。

告別式場ではあまり実感がわかなかったものの、先週、会社に出勤し、古巣のフロアを歩くと、“ここでおじいちゃんと立ち止まってお話したなぁ”とか、机の引き出しを開けると、”これ、おじいちゃんがくれたなぁ”とか、出勤してから悲しさが増しました。

自分が今使っている机、普通は異動する際、古巣の机はその部署に置いていくのですが、私は異動のたびに、このおふるの机と共に新天地にお嫁入りしています。
実はおじいちゃんから譲り受けた机だからです。

おじいちゃんが海外出張のお土産として、よく動物の置物をくださいました。
私が犬好きなのをよくご存知だったので、犬のものをよく探してくださったのですが、たまに“ほら、犬じゃよ”と言ってくださった物を確認すると、それは象であったりクマであったりすることもありました。
他にも、何かしら犬や動物が書いてあるとか、写真が載っているとか、そういうもの持ってきてくださいました。
犬や動物のグッズを頂く、ということでなく、私が動物好きで、あげるときっと喜ぶだろうと思ってくださっていたそのお気持ちが凄く嬉しかったです。
今でも、おじいちゃんが「保険の勧誘で貰った」という子犬の写真のうちわ、大事にしています。

本当に可愛らしく素晴らしく男気のある人でした。

おじいちゃん、本当にお世話になりました。
どれだけおじいちゃんの存在に励まされたか計り知れません。
あの可愛らしくくしゃくしゃにして笑う表情、煙草でしわがれた声、トコトコ歩く姿、何よりもいつも親身になり私にアドバイスをしてくださったこと。
もうお会い出来ないかと思うと残念で仕方ありません。

私が人間として非常に尊敬する人のうちのお一人でした。
心よりご冥福をお祈りします。
コメント
人生は、期限付き。
今日、テレビで、若年性アルツハイマー型認知症と戦う男性のドキュメントを見ました。
本当に、人生は期限付きなのですよね。

お気持ちが沈まれているはずなのに、冷静な文章、すごいなと思って、ついコメントを入れてしまいました。
「おじいちゃん」がJackeyさんによくしてくださったのは、鏡のようなものだと思います。
Jackeyさん自身が、おじいちゃんの琴線に触れる方だからではなかったのでしょうか。

私も、負けずに、いいオンナになるぞっ!
お互い、がんばっていきましょうね!
2007/02/28(水) 22:33:18 | URL | べまき #-[ 編集]

「人生は期限付き」
とてもとても深いコトバですね。
永遠に続くものはやはりないわけで、ではその期限を自分の中でどう位置づけるか、深いです。
1日1日が本当に大切なものだと教えてくれたのは、べまきさんやなおちゃんでした。

おじいちゃんに関するコメント、ありがとうございます。
琴線に触れる、あぁそんな人になりたいです。

べまきさんは一言で表せないくらい、色々な意味で私のお手本となる人です。
見習わなければと思うことが沢山あるのです。
これからも色々学ばせてもらおうって思います。

「いいオンナ」・・・・あかん、一番私には遠いコトバです。

「できた人」に、なりたいですよね。
がんばります!!

2007/03/01(木) 21:07:26 | URL | Jackey #-[ 編集]
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