● ● ● わ に の に わ ● ● ●

音楽やペット、スウィーツ、仕事、介護などを通じて、日々の色々な出来事をつらつらと書いてます。

今日食べたトマトの味が、祖父の家の倉庫の横に植わっていたトマトの味に似ていました。

特にむちゃくちゃ味が濃いわけでもなく、かといって水臭いわけでもなく、ちょうどよい具合の、とにかく祖父の植えたトマトの木になるトマトの味に似ていました。

祖父はとても寡黙な人でした。
祖父と交わした言葉はもう忘れてしまいました、というか、殆ど言葉を交わさなかった気がします。
でも祖父と倉庫に行って、木からトマトをもぎとって、一緒に砂糖をつけて食べたことだけは覚えています。

畳にふたり正座して、砂糖をちょっとだけつけて、黙々とほおばっていました。

母に言わせると、祖父はとても厳格で寡黙な人だったようで、それでも母達子供らをとても愛していたようです。

祖父は母を子供の中でも特に可愛がっていたのか、見合い話が母のところにやってくると、祖父が話を自然消滅させて少しでも自分のそばにおいておきたかったそうで、母が最終的には父(すてっき)のもとに嫁ぐことが決まり、母の実家、つまりは祖父のもとを去る日が来た時には、あんなに厳格であった祖父が涙を流して母を見送ったそうです。

祖父のそんなさま、母にはどう映ったのでしょう。

言葉がなくとも伝わるものは、あったのでしょうね。

トマトに砂糖をつけて食べる人を見ると、祖父を思い出します。
コメント
いいお話ですね
Jackeyさんはおじいちゃん子だったんですね。
読んで、胸にじーんときました。
思わず涙ぐんでしまった…。
Jackeyさんの、お祖父様を想う気持ちがとても伝わってきました。
トマトを見たら、私はJackeyさんを思い出すかも(笑)
素敵な思い出を持っていて、Jackeyさんは幸せですね(*^-^*)
2006/04/12(水) 10:52:10 | URL | しゃむ #yl2HcnkM[ 編集]

いらっしゃいまし。
祖父とは交わす言葉が少なかっただけに、
しぐさや行動がやけに残像感あります。

私はどちらかというとお婆ちゃん子のほうでした。
祖母は、私と干支が5つまわりも違うのに、
年齢の差を感じさせないモダンな人で、
年の離れた「姉」感覚でした。
だから祖母の形見に譲り受けた衣類や鞄などは
私の宝物です。
2006/04/12(水) 21:06:19 | URL | Jackey #-[ 編集]
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://jackey.blog20.fc2.com/tb.php/402-cc704763
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック